この昭和ブログも気が向いたら、更新というような感じだが、
そうこうするうちに、
2019年5月1日、年号が令和(れいわ)に突入してしまった。

昭和生まれではあるものの、
昭和は、まだまだ少年から青年の入り口程度であり、
まだ、周りから助けられながら生きてきたので、
自分で生きてきたという感覚が薄い。
どちらかというと、学生~会社員、起業という、もがきながら
夢をかなえることが難しいと思い知らされる
平成(へいせい)のほうが、自分の人生の重みを感じる。
平成時代の最後の新聞を読みつつ、新しい年号の酒を飲み、
また、新しい時代をどう進んでいくのかというところである。


いつも、こんな気分になるのは、年末の大晦日から元旦にかけてだが、
今年に限っては、こんな春に、そう思うことになるとは。
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明治~大正~昭和のころ、田舎であちこち見ることができたホーロー看板。
名古屋市緑区にある『ホーロー看板館』

博物館の入り口
館長の佐藤さんは、ご自分で経営されていた印刷工場の壁に
ホーロー看板を飾っていたところ、
どんどんコレクションが増えていく。

館長 佐藤さん

ルー大柴さんとのツーショット
中には、今でも、それほど変わらないロゴマークもあれば、
ガラッとデザインの変わったものもある。
昭和懐古ブームもあり、
全国各地でも催事用に貸し出したりしているとのこと。
見学者も遠方からはるばる来られるという。
お話好きの館長 佐藤さんは、昭和の面白かった時代を謳歌された方であり
飛行機、船舶、自動車、オートバイ、乗馬、ボーイスカウト、海外旅行と多彩な趣味をお持ちである。
5歳の頃から収集癖があり、筋金入りのお宝の審美眼は抜群である。
こうしたコレクションを、
母親は捨てようとしていたところを止めさせていたという。
ホーロー看板以外にも、レアなおもちゃも多く、おもちゃだけでも本を何冊も出版されている。
これだけの資料性の高い博物館でありながら入場無料。
桶狭間の合戦で有名な桶狭間の信号の近くにあり、
興味を持たれた方は訪ねてみるといいだろう。
コレクションの一点、一点に薀蓄があるので、
あらゆる世代にマッチすることだろう。
たとえば、不二家のキャラクターはペコちゃん、ポコちゃんの不動の存在だとばかり思っていたが、
初期はアメコミのポパイが務めていたそうで、
あまり知られていないトリビアがぽんぽん聴ける。
断捨離(だんしゃり)というモノを捨てたり、てばなすという思想があるが、
こちらは正反対である。
ただ、事情により処分しなくてはならなくなった場合など、
こちらに寄贈するのも良いだろう。
住所:名古屋市緑区有松町橋東南2-20
TEL:052-623-2777
要予約:一時間前後解説つき
料金:無料

発売されたばかりのテレビ

ブリキの代用として使われたバドワイザーの缶で作られた収納箱

ダッコちゃん、サザエさん、フクちゃん

幕末のころの招き猫

「ハヤシもあるでよー」でおなじみ
名古屋の人気コメデイアン、南利明さん

ジャンボジェットのおもちゃ

味の素の缶

戦中と戦後をまたいだ定期券

アメリカ製のネスカフェ

進駐軍が持ち込んだバドワイザー

トヨタ2000GTのおもちゃ

なめんなよ!のなめネコ

石原裕次郎の表札

駅の看板

ノーパン喫茶の立て看板とあやしげなおとなのおもちゃのガチャガチャ

コレクションから生まれた本

幻のヒーロー番組 突撃!ヒューマン

資生堂チェイン

ボンカレーの看板

ウィルキンソンは今もデザインが変わらず

ルート66の看板

右から左に読む看板が多い

由美かおるのアース渦巻、水原弘のハイアース
ちあきなおみさんのバージョンでもおなじみの黄昏のビギン

館長の記念品
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愛知県北名古屋市に『歴史民俗資料館』という施設がある。
現在は合併して北名古屋市となり、
かつては『師勝町歴史民俗資料館』という名称だった。
『昭和日常博物館(しょうわにちじょうはくぶつかん)』とも呼ばれている。
まるで高度経済成長期の気運に満ち溢れていた日本の昭和30年代の空気を閉じ込めたようで、
私としては、世代的には違うものの、
薄れゆく古き良き時代を体感することができる。
開館されたころは、一般家屋の改築などで不要となった農器具、生活用品などを
寄贈されて展示していたとのこと。
それを、平成5年に昭和時代の文化を後世に伝えるために
当時の日用品を展示した特別展を開催したところ好評だったため、
そこから方針を変えて、昭和をテーマにした博物館として生まれ変わる。

円筒型の郵便ポスト

ウルトラマン、ウルトラセブン、ゴジラのソフビ人形

日光写真

ローラーで絞る洗濯機、これでボタンが割れてしまうことがほとんど。

重くて大きなおとな用の自転車、体の小さなこどもは三角乗りをしてしのいだ。

戦後の大スター 石原裕次郎

今でも、一部の料亭で愛用されている木の冷蔵庫

1950年代の海水浴の広告

キリンビールの瓶

臨海学校の写真

お米屋さんで買うジュース"プラッシー"

グリコの牛乳箱

ビートルズの「Abbey Road(アビーロード)」のLPアルバム

明治牛乳の牛乳箱と紙のフタ

森永、雪印の粉ミルク缶

ほとんど、現状のデザインと変わらないネスカフェとクリープのラベルの意匠

森永のキャラメル

ぼくもあたしもふりかけ

レトロな目覚まし時計
それが、今にも続く昭和レトロブームの一翼を担う存在となる。
こちらの民俗資料館は、懐かしいものを展示することで
お年寄りの世代に向けての「回想法」として活用しているという。
自分の全盛期に影響を受けたモノという存在は絶大であり、
当時のキラキラしていた自分を記憶の中から引き出すことで
脳の活性化を図れるそうだ。
難しいことはさておき、この博物館は年間4万人もの来場者が訪れるほどの観光スポット、"回想法のまち北名古屋"のランドマークとして愛されている。入場料も無料なので、行ける機会があれば、ぜひともお立ち寄りしてみてはいかがだろうか。
〒481-8588
愛知県北名古屋市熊之庄御榊53
TEL 0568-25-3600 FAX 0568-25-3602
開館時間 午前9時~午後5時
休館日 ・毎週月曜日
(ただし祝日のときは開館し、その日後の最初の休日でない日)
・館内整理日
毎月末日
(ただし、日曜日又は月曜日のときはその日後の最初の休日又は休館日でない日)
・特別整理期間
・年末年始(12月28日~1月4日)
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