スーパーカーブームの仕掛け人
かつての1970年代にスーパーカーブームで、
日本中の少年の心にインパクトを残したランボルギーニ・カウンタック、
ランチア・ストラトス、デ・トマソ パンテーラなどなど、
ある世代ならワクワクしてしまうことだろう。

その生みの親、天才カーデザイナー、マルチェロ・ガンディーニさん
そんなすごい人の愛車ってなんだろう?
とても気になる~。
なんと!ガンディーニさんは
日本の軽自動車のSUZUKI・ワゴンRにお乗りなのだとか。
えーーー?!
伝説のスーパーカーを作ってきたという人物であり、
もしも、「あなたは偉人として誰を選ぶ?」と聞かれたら、
「ガンディーニさん」
と応えそうなくらいに、すばらしい仕事をされた人なのだが、
それほどの自負はないそうである。
まあ、たしかに、70代の御仁には、整備性のよくないミッドシップエンジン、
積載の乏しいガルウイングの2シーターで日常を送ることは酷なのかもしれない。
ワゴンRは、日本のアシとして、そのへんでゴロゴロ走ってる。
なにも珍しいクルマでもない。
「ねずみの嫁入り」という昔話があるのだが、
年頃の娘のねずみに婿を迎えようと、婿には、この世で一番、強いヤツがふさわしいということで
太陽に娘の婿にと親ねずみが伺ったところ、
太陽は、雲に隠されてしまうことがあるので、オレは雲には敵わないという。
では、雲は?
雲は風に吹き飛ばされてしまうから、ワシは風には敵わないという。
では、風は?
風は壁を吹き飛ばすことができないから、オイラは壁には敵わないという。
では、壁は?
壁はねずみにかじられて穴を開けられてしまうから、ねずみには敵わないという。
結局、ねずみが強かった。
なんと、答えは一番、身近なところにあったというオチなのである。
ガンディーニさんいわく
「インテリジェントな車だ」
ただ、欧州仕様で、エンジンとボディは日本向けと違うそうである。
それでも、こんな偉大な人が日本車にお乗りなんて、少し身近に感じた。
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